Beach at Dawn
2015年度「第7回日本管打・吹奏楽学会作曲賞」本選ノミネート作品
作曲者 | 下田 和輝 |
作曲年 | 2013年 |
演奏時間 | 08:00 |
グレード | 3 |
編成 | 小編成〜大編成 |
最小演奏人数 | 27人 |
楽譜 | ブレーン株式会社(レンタル譜) |
サンプルスコア | 全ページ |
録音CD | 小編成レパートリー・コレクション VOL.11 「魔法の鍋」 星野英裕指揮/陸上自衛隊中部方面音楽隊 |
参考音源(フル): https://www.youtube.com/watch?v=UnllUi5U9Y8
演奏: 陸上自衛隊中部方面音楽隊
指揮: 星野 英裕
【楽曲解説】
明け方、夜明け前の薄暗い海岸。辺りは幻想的かつ神秘的な「青い情景」に包まれる。目先には靄のかかった静寂な海があり、後ろを振り返り見上げると、そこには息をのむような満天の星空が広がる。
やがて空は徐々に赤みを増していき、鳥たちが少しずつさえずり始める。海にかかっていた靄は消え去り、いよいよ水平線から太陽が昇り始める。太陽は海や海岸を照らし、大変美しい情景が目の前に広がる…
そんな、普段何気なく私達が接している自然の美しさを音楽で表現したいと思い、この作品は作曲されました。
作品前半のMisteriosoは夜明け前の靄のかかった海や満天の星空、後半のAllegro con brioでは太陽が水平線から昇り、太陽が照らす海や海岸などを表現しています。そして全体を司る[2度+3度(4度)の上昇音型][3度+5度の上昇音型][2度の順次進行による上昇音型]の3つのモティーフをもとに音楽が展開されています。
最後になりますが…この作品で実はもう一つ表現したかった事があります。ヒントは「海」「沿岸」「作品前半の短調に対し、後半の長調」「精神的な意味での『夜明け』」…。
その「何か」はここでは敢えて具体的に書きませんが、演奏者の皆さんで「何か」をそれぞれ考えて、演奏してみて下さい。
【楽器編成詳細】
Piccolo
1st Flute
2nd Flute
Oboe (Opt.)
Bassoon (Opt.)
Clarinet in E♭(Opt.)
1st Clarinet in B♭
2nd Clarinet in B♭
3rd Clarinet in B♭
Bass Clarinet in B♭
1st Alto Saxophone in E♭
2nd Alto Saxophone in E♭
Tenor Saxophone in B♭
Baritone Saxophone in E♭
1st Trumpet in B♭
2nd Trumpet in B♭
3rd Trumpet in B♭
1st & 2nd Horns in F
3rd & 4th (Opt.) Horns in F
1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone
Euphonium
Tuba
String Bass (Opt.)
Timpani
【1st Percussion】
Suspended Cymbal
Bell Tree
Triangle
Wind Chimes
【2nd Percussion】
Wind Chimes
Chimes
Bass Drum
Tam-tam
Bongos
3 Tom-tom
Snare Drum
【3rd Percussion】
Vibraphone
Marimba
Bass Drum
Crash Cymbals
Maracas
【4th Percussion】
Finger Cymbals
Glockenspiel
Claves