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「雪まくり」(フレックス4(3)重奏)の楽譜がウィンズスコアより出版されました!

吹奏楽コンクールで賑わっている今日この頃ですが、株式会社ウィンズスコアの書き下ろし作品として今年1月に作曲したアンサンブル作品
 
「雪まくり」(フレックス4(3)重奏)
 
が、本日7月26日よりウィンズスコアから出版されました!
 
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参考演奏はWISH Wind Orchestraの皆さんです。
田中 愛希さん(アルトサックス)、野原 朝宇 シーサーさん(テナーサックス)、西田 早希さん(バリトンサックス)、濵口 大弥さん(パーカッション)、音楽監督の甲斐 誠さん、ありがとうございました!
 
先日ウィンズスコアさんからこの作品の楽譜が届きましたが、パート譜の多さにビックリ!
Part1-3は多種多様な楽器から選択して演奏することが可能です。
 
演奏会やアンサンブルコンテストなどに是非。
どうぞ宜しくお願いいたします!
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【楽曲解説】
この作品は、株式会社ウィンズスコアの書き下ろし作品として2024年1月に作曲しました。
「雪まくり」とは、風により、地面に積もった雪がシート状にまくりあげられ、絨毯を巻いたような形状が作られる現象のことを指します。
2020年から2023までの間移り住んだ北海道の利尻島では、たびたび「雪まくり」の光景を目にすることがありました。本作品は、雪がコロコロと転がっていき、「雪まくり」が作り上げられていく光景をコミカルに描いています。
特に細かいストーリーは設けていませんので、演奏団体それぞれでイメージを膨らませて演奏してください。
 
【演奏にあたって】
●楽器を指定する際の注意点として、パートが下ると同時に音域も下がるように作曲していますので、パート間の音域関係が逆転するのはあまり好ましくありません。楽器を選択する際はお気をつけいただけますと幸いです。
●マリンバを指定する場合は、長い音符の時はトレモロをして音を持続するようにしてください。
 
【楽器編成詳細】
[Part 1]…Piccolo / Flute / Oboe※ / English Horn / E♭ Clarinet / B♭ Clarinet※ / Soprano Saxophone / Alto Saxophone / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn / Trombone / Euphonium / Tuba / Glockenspiel / Vibraphone※ / Marimba※
[Part 2]…Flute※ / Oboe / English Horn / E♭ Clarinet※ / B♭ Clarinet※ / Bass Clarinet※ / Soprano Saxophone / Alto Saxophone※ / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn / Trombone※ / Euphonium※ / Tuba / Vibraphone※ / Marimba※
[Part 3]…Flute / Bassoon※ / B♭ Clarinet※ / Bass Clarinet / Soprano Saxophone / Alto Saxophone / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn※ / Trombone※ / Euphonium※ / Tuba※ / String Bass / Vibraphone / Marimba※
Percussion(Opt.)…Triangle, Hi-Hat, Suspended Cymbal, Wind Chime
 
※のパートは、オクターブ違いで書かれたパート譜が複数用意されています。他のパートとの音域関係を考慮して、適切な音域のものを選択してください。

英国式ブラスバンド作品「Alone」の初演映像がYouTubeに公開されました!

英国式ブラスバンド団体、朱仄ブラスソサエティ(代表:松永 雄太さん)の委嘱作品として作曲した「Alone」(演奏時間21分)、初演の映像がYouTubeに公開されました!

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朱仄ブラスソサエティの皆さん、指揮の木村 文香さん、素敵な演奏をありがとうございました!

難易度の高い21分ほどの作品となっております。
是非ご覧いただければ幸いです!

下記、初演に際し書かせていただいたプログラムノートです。
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この作品は、英国式ブラスバンド「朱仄ブラスソサエティ」の委嘱作品として作曲されました。
第1楽章は2023年8月に、第2楽章は2024年2月に完成され、総演奏時間は20分を優に超える作品です。
 
私は2023年6月まで延べ3年弱ほど北海道利尻島に住んでいましたが、利尻島で出会った数々の情景は、どれも忘れることのできないほど非常に美しい情景でした。
 
幾度となく訪れた「夕日ケ丘展望台」という海に面した岬のスポットがあり、そこで見た景色や沸き起こる感情を今回の作品では表現しています。利尻島は観光の島で、普段はものすごい観光客で島が賑わうのですが、私が利尻にいたのは丁度コロナパンデミックと期間が重なるので、利尻島には観光客が少なく、いつ展望台に行っても僕1人の時が殆どでした。
 
「Alone」…「一人で・孤独で」と訳されます。人間の声や車の音は一切せず、聴こえるのは波のざわめきや鳥の鳴き声などの自然の音のみ…そして夕暮れ後の暗闇に沈んでいく目の前の光景や、明け方に太陽の光によって次第に明るくなっていく光景は言葉では言い表せないほど美しい光景だったと同時に、なんとも言えない複雑な感情が自分の中を駆け巡りました。そんな事を思い出しながら作曲させていただいたのがこの作品です。
その複雑な感情は…うまく文章で表現できる自信がないので、ここでは書きません。しかし、タイトルの「Alone」には密接に関わっている感情だということだけは言い切ることができます。
 
第1楽章「薄明に消える」では夕暮れ後の暗闇に沈んでいく光景を、第2楽章「あけぼのは次第に熱く」では明け方に太陽の光によって次第に明るくなっていく光景を表現しています。
いずれの楽章も自然の織り成す音や鳥の鳴き声を描写した音型、4年ほど前から自らの作品に取り入れた音楽語法によって、鳥たちの飛行やその飛跡(飛ぶ鳥の後ろに尾を引く残像、と表現したら良いでしょうか)が随所に現れます。
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札幌大谷大学シンフォニックウインドアンサンブル定期演奏会にて「サッポロ・ランドスケープ」が演奏されます!

今週末、7月14日(日)に札幌大谷大学 大谷記念ホールで行われる札幌大谷大学 シンフォニックウインドアンサンブル 第9回定期演奏会にて、
 
吹奏楽作品「サッポロ・ランドスケープ」
が演奏されます!
 
指揮は、同大学教授の大隅 雅人氏。
 
「サッポロ・ランドスケープ」は、今から3年前に札幌の吹奏楽団「アンダンテ・ウインドアンサンブル」(代表:浦 航史氏)の委嘱作品として作曲した作品です。
 
北海道の利尻島に住んでいた頃、島ではできない用事を済ませるのに幾度となく訪れていた札幌。そんな札幌の1日を描いた7分ほどの作品で、個人的にとても思い入れのある作品です。(グレード3、16人から演奏可能、現在未出版です)
 
私は残念ながら伺えませんが、お近くの方は是非お越しください!入場無料です!
詳細はこちらと画像をご覧ください。
 

私が講師を務める尚美ミュージックカレッジ専門学校のウェブサイト-講師紹介に私が掲載されています!

気づけばあっという間に7月…6月は作編曲をこなしつつ(尚美やJRにも行きつつ)、弾丸帰省したりとバタバタな1ヶ月でした。

さて、私が講師を務める尚美ミュージックカレッジ専門学校のウェブサイト-講師紹介に私が掲載されています!
4月から勤め始めて早くも3ヶ月が経ちますが、少しずつ勤務の仕方や授業の進め方にも慣れてきました。これからも益々頑張ります!

講師紹介ページはこちら


「木漏れ日は辺りを照らし」の演奏動画をYouTubeに公開しました!

4月17日に豊洲シビックセンターホールで行われた「アサキとカオリ」コンサート『にじ はじめてあらわる』にて演奏された私のオカリナデュオ作品「木漏れ日は辺りを照らし」の演奏動画をYouTubeに公開しました!

こちら(YouTubeに飛びます)

改めて素晴らしい演奏をしてくださったオカリナデュオ「アサキとカオリ」のお二人(椿 麻希さん・沼畑 香織さん)、ピアノの松下 光紀さん、ありがとうございました!

そして撮影・編集をしてくださった茨木 智博さん(トランペット&オカリナ奏者)、素敵な編集をありがとうございました!

是非ご覧いただけますと幸いです!

なお、この作品はロケットミュージックより出版されています。オカリナデュオは勿論、フルート2本(うち1パートはピッコロ持ち替え必須)+ピアノでの演奏も可能です。
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また本作品のソロ版もご用意しております。オカリナは勿論、フルート(ピッコロ持ち替え必須)+ピアノでの演奏も可能となっております。
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オカリナデュオ(フルート2本でも可)の作品「木漏れ日は辺りを照らし」が出版されました!

私と同年代のフルート&オカリナ奏者である椿 麻希さん・沼畑 香織さんによるデュオ「アサキとカオリ」の委嘱作品として2019年の冬に作曲した
「木漏れ日は辺りを照らし」(9分程のオカリナデュオ&ピアノ)
が、ロケットミュージックから出版されました!
 
初演の音源はこちら
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作品の詳細はこちら
 
本来はオカリナデュオのための作品でしたが、フルート2本(うち1パートはピッコロ持ち替え必須)+ピアノで演奏できるように楽譜を改訂しました。
 
また、本作品のソロ版もご用意しております。オカリナは勿論、フルート(ピッコロ持ち替え必須)での演奏も可能となっております。
 
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作品の詳細はこちら
 
演奏会などで是非演奏していただけたら幸いです。
どうぞ宜しくお願いいたします!

ジャパンバンドクリニックに参加してきました!

浜松のジャパンバンドクリニックにてお世話になりました皆様、ありがとうございました!
年々「下田さんの作品を取り上げました!」と言っていただくことが多くなっていて、本当にありがたい限りです…!

また、2日目の「全日小管研企画講座」の中では私の金管バンド編曲楽曲「ミッキーマウス・マーチ」の楽譜を取り上げていただきました。ありがとうございます!
楽譜はロケットミュージックから出版されています。
楽譜詳細はコチラ

これからも益々精進していく所存です。
参加された皆様、3日間お疲れ様でした!!




フォスタミュージックさんの展示ブースにお邪魔しました!多数楽譜が出版されています!


「濱松たんと」にて 作曲家の深渡瀬 丈裕さん、和田 直也さん、小田 実結子さん、妻と
 

尚美同期で航空自衛隊航空中央音楽隊打楽器奏者の森隼人君!彼の活躍が自分のことのように嬉しいです…!


作曲家の石川健人さん!1日目の江戸川区立鹿本中学校吹奏楽部の指揮、素晴らしかったです!


1日目夜は北海道の先生方が集う飲み会に参加させていただきました!あっという間の時間で話し足りませんでした…!
  

演奏時間20分を超えるブラスバンド作品「Alone」が初演されます!

5月18日(土)に所沢市民文化センターミューズ マーキーホール(埼玉県)にて行われる
朱仄ブラスソサエティ スプリングコンサート2024」にて、自身初となる英国式ブラスバンド作品
「Alone」
が初演されます!

「Alone」は英国式ブラスバンド団体、朱仄ブラスソサエティ(団長:松永 雄太氏)から委嘱をいただき作曲した作品で、2楽章形式の20分を超える作品です。指揮は同団常任指揮者の木村 文香氏。

私が以前北海道利尻島に住んでいた時の思いを壮大な音楽表現で描いています。(以前作曲した「Light in the Dark」に共通するものがあるかもしれません)

お近くの方、是非!
演奏会の詳細は画像をご覧ください。

明日、フルート&オカリナによるデュオ「アサキとカオリ」委嘱作品「木漏れ日は辺りを照らし」が再演されます!

今から4年ほど前に初演された、私と同年代のフルート&オカリナ奏者である椿 麻希さん・沼畑 香織さんによるデュオ「アサキとカオリ」の委嘱作品「木漏れ日は辺りを照らし」(9分程のオカリナデュオ&ピアノ)の作品が、明日4月17日に豊洲シビックセンターホールで行われる「アサキとカオリ」コンサート『にじ はじめてあらわる』にて再演されます!
(ピアノは松下 光紀さん)

なお、この作品はロケットミュージックより楽譜が出版されることが決定しました!
楽譜はオカリナデュオは勿論、ソロでも演奏可能な上、フルート(デュオ・ソロ)でも演奏できるように楽譜を改訂しました。
出版の詳細は追ってお知らせいたします!

ご都合宜しければ是非!私も演奏会に伺います!楽しみです!
演奏会の詳細は画像をご覧ください。


吹奏楽作品「ジュエリー・アイス -河が生み出す氷の宝石-」がレンタル楽譜として出版されます!

北海道本別高等学校吹奏楽部(顧問・指揮:河西 未来生 先生)の委嘱作品として2022年初夏に作曲し、同年7月の第67回帯広地区吹奏楽コンクール・同年8月の第67回北海道吹奏楽コンクールにて演奏された

「ジュエリー・アイス -河が生み出す氷の宝石-」

が、4月17日からフォスターミュージック株式会社よりレンタル楽譜として出版されます!

改めまして本作品を委嘱・初演してくださった本別高校吹奏楽部の6名の皆さん、顧問・指揮の河西未来生先生にこの場をお借りして感謝申し上げます。ありがとうございました!

出版にあたって、初演時の楽譜を基に
通常編成版
フレキシブル版
の2バージョンを作成しました。

初演時の編成はクラリネット(アルトサックス持ち替え)、トランペット、トロンボーン(ユーフォニアム持ち替え)、パーカッション2パート、ピアノの計6名で、この編成を基にフレキシブル版を作成しました(普及されているフレキシブル楽譜とは少し異なる作りになっています)。
通常編成版は初演時のサウンドを基に通常の吹奏楽編成でも(大編成でも)演奏できるような楽譜になっております。

フレキシブル版は最少6人から、通常編成版は最少18人から演奏可能です。詳しくは上記のリンクから商品詳細ページの「演奏上の留意点」をご覧ください。

初演してくださった本別高校吹奏楽部の演奏をYouTubeに公開しておりますので、是非ご覧いただけますと幸いです!
こちら
(上記演奏はコンクール仕様に抜粋したバージョンです)

作品はおよそ6分半の長さで、グレード4です。

コンクールやコンサートなどで是非演奏していただけたら幸いです。
「ジュエリー・アイス -河が生み出す氷の宝石-」、どうぞ宜しくお願いします!

以下、楽曲解説です。
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この作品は、北海道本別高等学校吹奏楽部(顧問・指揮:河西 未来生 先生)の委嘱作品として2022年初夏に作曲され、同年7月に行われた第67回帯広地区吹奏楽コンクールにて初演されました。帯広地区吹奏楽コンクールでは金賞を受賞され、その後帯広地区代表として出場した第67回北海道吹奏楽コンクールでも演奏されました。

ジュエリーアイス…北海道十勝の観光名所で、十勝川を覆いつくす氷が太平洋に流れ出し、河口の豊頃町大津海岸に打ち上げられる透明な氷の塊が太陽の光を受け美しく輝く自然現象です。
作品委嘱のお話をいただいた際、本別高校のある十勝にまつわる題材を求め、最終的に「ジュエリーアイス」に辿り着き、作曲に取り掛かりました。

十勝川の水が氷結し、大津海岸を目指して徐々に下っていき、最終的には太平洋の波にもまれながら美しいジュエリーアイスが出来上がっていく様子を私なりの音楽表現で描いています。
(ちなみに、本別町を流れる本別川も十勝川水系で、ジュエリーアイスを形作る重要な川です)

自然が織りなす美しい現象を音楽で感じていただけたら幸いです。