吹奏楽作品「Loftiness(ロフティネス)」初演映像公開!

The premiere of “Loftiness” (A new smooth jazz concert band piece – duration: 5:30) is now available on YouTube!
 
北アルプス吹奏楽団の創立40周年記念委嘱作品「Loftiness(ロフティネス)」の初演模様をYouTubeに公開いたしました!
 
改めて委嘱・初演してくださった北アルプス吹奏楽団の皆様、本当にありがとうございました!
是非ご覧いただければ幸いです!
 
下記、楽曲解説です。
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この作品は、富山県の上市町を拠点とする社会人吹奏楽団、北アルプス吹奏楽団の創立40周年を記念する委嘱作品として2025年の3月に作曲され、同年5月に行われた北アルプス吹奏楽団 第31回定期演奏会にて作曲者自身の指揮で初演されました。
 
タイトルのロフティネス(Loftiness)は、英語で「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」などの意味があり、創立40周年を迎える北アルプス吹奏楽団を崇める意味でこのタイトルにさせていただきました。また、上市町を見守る美しい北アルプスを称える意味でもこのタイトルにしています。
 
作曲に取り掛かるにあたって、事前打ち合わせで「ポップステイストの作品で」とのご要望をいただいていたため、「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」を作品に込めつつポップステイストでの作品に仕上げていきました。
 
ジェイコブ・コリアー、ラス・フリーマン、ダーティ・ループスの各氏を初めとした私が敬愛するアーティストからの影響を受けつつも、ハーモニーやリズムによるギミックを施したファンクでスムースジャズな5分半ほどの吹奏楽作品です。
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吹奏楽作品「Thawing(雪解け)」日本初演映像公開!

The Japan premiere of “Thawing” is now available on YouTube!
 
北海道教育大学函館校吹奏楽団(指揮:三笠裕也氏)によって日本初演していただいた「Thawing(雪解け)」(ミッドウェスト・クリニック主催 2024年バーバラ・ビュールマン作曲賞第1位受賞作品)の演奏模様をYouTubeに公開いたしました!
 
改めて演奏してくださった北海道教育大学函館校吹奏楽団の皆さん、指揮の三笠裕也先生、本当にありがとうございました!
楽譜出版については追ってアナウンスさせていただきます。
 
下記、楽曲解説です。
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凍てつく寒さの中、いつまでも雪が降り続く。
何もかもが雪と寒さによって閉ざされる。
やがて時が経って雪が溶け始めるとき、待ちわびた春がやってくる。
雪解けによって、雪に閉ざされていたあらゆるものが動き出す。
大地、川、野原、花、そして生命…
徐々に漲ってくる。
私は日本の北国で生まれ育ち、美しい冬はとても身近なものでした。
私は雪解けの神秘を間近で体感してきたことから、この曲を作曲するきっかけとなりました。
自然の美しさだけでなく、感傷的で内省的な気持ちも含まれています。
この作品を通して雪解けの神秘さが伝われば幸いです。
2024年1月に作曲し、世界最大級の音楽教育の祭典「ミッドウェストクリニック」主催の「2024年バーバラ・ビュールマン作曲賞中学校バンド向け作品部門」にて第一位を受賞しました。
世界初演は2024年12月に行われた第78回ミッドウェストクリニックにおいて、Kranz Junior High School Honors Band(指揮: Kelby Koch)によって行われました。
また、日本初演は2025年5月、北海道教育大学函館校吹奏楽団(指揮:三笠 裕也)によって行われました。
 
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Program Notes:

Snow continues to fall forever in the freezing cold.
Everything is closed off by the snow and cold.
When the snow begins to melt, the long-awaited spring arrives.
With the melting of the snow, everything that had been closed up by the snow begins to move.
The earth, rivers, fields, flowers, and life…
It gradually becomes full of life.

I was born and raised in the northern part of Japan, where beautiful winters are very familiar to me.
I have experienced the mystery of melting snow up close and personal, which inspired me to compose this piece.
It contains sentimental and introspective feelings as well as the beauty of nature.
I hope to convey the mystery of the melting snow through this piece.

This piece was composed in January 2024.
It won first prize in the “2024 Barbara Buehlman Prize for Composition Contest for Middle School Band” sponsored by the Midwest Clinic.
The work was premiered by the Kranz Junior High School Honors Band (conducted by Kelby Koch) at the 78th Midwest Clinic in December 2024.


 

 

 

〈ロフティネス〉初演!

The premiere of “Loftiness” (A new smooth jazz concert band piece – duration: 5:30) was a great success!
 
改めて、富山県上市町を拠点とする北アルプス吹奏楽団の創立40周年記念委嘱作品
〈ロフティネス〉
私自身の指揮で初演いたしました!
 
リズム的な難易度が高い作品にもかかわらず素敵な演奏してくださった北アルプス吹奏楽団の皆様、司会進行の畑野直子さん、本当にありがとうございました!
 
他には「やってみよう」(WANIMA)や「花束を君に」(宇多田ヒカル)、そして2019年に同じく富山県の不二越工業高等学校吹奏楽部の委嘱で作曲・初演指揮を務めた「フライング・ザ・フェニックス!」(いずれもロケットミュージックから出版)の計4曲を指揮させていただきました。
 
演奏会後は打ち上げも参加させていただき、22時半から明け方の3時半ころまで団員の方と交流。
前日練習も本番も打ち上げもただただ楽しいの一言でした…!
 
本番の模様は後日YouTubeにアップロードさせていただく予定です。
アップロードしましたら追ってアナウンスさせていただきます!
 
下記、楽曲解説です。
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タイトルのロフティネス(Loftiness)は、英語で「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」などの意味があり、設立40周年を迎える北アルプス吹奏楽団を崇める意味でこのタイトルにさせていただきました。また、上市町を見守る美しい北アルプスを称える意味でもこのタイトルにしています。
作曲に取り掛かるにあたって、事前打ち合わせで「ポップステイストの作品で」とのご要望をいただいていたため、「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」を作品に込めつつポップステイストでの作品に仕上げていきました。
ジェイコブ・コリアー、ラス・フリーマン、ダーティ・ループスの各氏を初めとした私が敬愛するアーティストからの影響を受けつつも、ハーモニーやリズムによるギミックを施したファンクでスムースジャズな5分半ほどの吹奏楽作品です。
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吹奏楽作品「Thawing」日本初演!

The Japan premiere of “Thawing” was a great success!
 
改めまして、5月25日(日)に北海道函館市芸術ホールにて行われた函館音楽協会の演奏会において、吹奏楽作品「Thawing」(雪解け)が北海道教育大学函館校吹奏楽団(指揮:三笠裕也氏)によって無事に日本初演されました!
 
実にフレッシュかつ端正な演奏をしてくださった北海道教育大学函館校吹奏楽団の皆さん、指揮の三笠裕也先生、本当にありがとうございました!
 
北海道教育大学函館校吹奏楽団は北海道の代表的な大学吹奏楽団で、そんな団体に日本初演していただき感無量です…!
(ちなみに妻の母校でもあり、今回は妻も同行しました。)
 
今回の演奏会では「Thawing」の他、私の吹奏楽作品「エーデルホフ・スケッチ」や私編曲の「Glorious Edo ~大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』メインテーマ」(出版:ロケットミュージック)の3曲を演奏していただきました。
 
演奏の模様は後日YouTubeにアップロードさせていただく予定です。
「Thawing」の楽譜出版についても追ってアナウンスさせていただきます!
 
 

「小動物は駆け回る ~木管六重奏のために~」の演奏録音をYouTubeに公開しました!

今年、北陸アンサンブルコンテストにて小松市民吹奏楽団の木管6重奏チームの方々に演奏していただいた「小動物は駆け回る ~木管六重奏のために~」の演奏録音をいただきましたのでYouTubeにアップロードさせていただきました!
 
演奏してくださった小松市民吹奏楽団の木管6重奏チームの皆様、ありがとうございました!🙇‍♂️
 
 
先日ポストした「菖蒲池のほとりで」同様、ゆるふわ路線作品の一つです!
下記、楽曲解説を載せておきます。
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この作品は2014年、2015年に作曲された「小動物は駆け回る」フルート4重奏版及びクラリネット4重奏版を基に、2020年に札幌第一高等学校吹奏楽局(顧問:村上裕真先生)の委嘱により木管6重奏版が作られました。初演は2021年1月11日、第52回北海道アンサンブルコンテスト札幌地区大会にて行われました。
とにかくすばしっこく駆け回る小動物。駆け回ってたと思えば突如「ピタッ」と立ち止まり周りを警戒し、やがて再び駆け回る。そう、とにかくすばしっこく…
そんな小動物の愛くるしい程の可愛らしさを表現したいと思い、この作品は作曲されました。
曲は大きく分けて3つの部分から成り、3つの部分共にとにかく「駆け回り」ます。
F→G→Cという跳ねるような主要モティーフによって音楽が形成されています。
場面場面によって何の小動物が駆け回っているかをイメージしながら演奏すると良いでしょう。
また、前述の様に全体を通してアレグロの快活なテンポで進んで行きます。曲が進んで行くうちにテンポが遅くなりがちなので、気をつけましょう。
アンサンブルコンテストだけでなく、サロンコンサートなどにもおすすめの作品です!

菖蒲池のほとりで / By the Iris Pond (Alto Saxophone Duo)を演奏していただきました!

札幌第一高等学校吹奏楽部の顧問でサクソフォン奏者の村上裕真さんによる委嘱作品「菖蒲池のほとりで」(アルトサクソフォン2重奏)の演奏模様がYouTubeにアップロードされております!
演奏してくださった平賀 真奈美さん、村上 裕真さん、ありがとうございました🙇‍♂️
札幌のコンサートホール「Kitara」の傍らにある菖蒲池(しょうぶいけ)を描いた穏やかな小品です。
 
楽譜はこちらから(出版:ブレーン株式会社)
 
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By the Iris Pond (Alto Saxophone Duo)
It is an elegant piece that depicts the iris pond in the vicinity of Kitara, a concert hall in Sapporo, the largest city in Northern Japan.
 

吹奏楽作品「ボイジャー・プログラム -太陽系を超えて-」様々な演奏団体の録音を聴くことが可能です!

今年1月に楽譜が出版された私の吹奏楽作品「ボイジャー・プログラム -太陽系を超えて-」国内外問わず多くの団体に取り上げていただいているようで、とても嬉しく思います!
 
楽譜はこちら(出版:ブレーン株式会社
 
インターネット上では主に3団体の演奏を聴くことが可能です。
①演奏:Wind Works (委嘱・初演団体)
こちら
③演奏:陸上自衛隊中央音楽隊 指揮:柴田 昌宜
是非お聴きいただけたら幸いです!
 
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I am delighted that my piece “Voyager Program -Beyond the Solar System-” is being performed all over the world!
 
Available from Bravo Music.
 
You can listen to three performances on the Internet.
① Performed by the Wind Works (Commissioned and Premiered)
 
② Performed by the Chiba Prefectural Makuhari Sohgoh High School Symphonic Orchestra Club Conducted by Takuma Itoh
 
③ Performed by the Japan Ground Self-Defense Force Central Band Conducted by Masanori Shibata

「北アルプス吹奏楽団」委嘱作品初演&客演指揮を務めます!

A new smooth jazz concert band piece (duration: 5:30) will be premiered under my conducting!
 
富山県を拠点とする社会人吹奏楽団「北アルプス吹奏楽団」の創立40周年を記念する委嘱作品として作曲させていただいた「ロフティネス」が、5月31日(土)に北アルプス文化センター大ホール(富山県上市町)にて行われる第31回定期演奏会にて初演されます!
加えて、委嘱作品の客演指揮を務めることになりました!
 
客演指揮を務めるにあたり、初演作品のみならず過去の作編曲作品を取り上げていただくことになりました。演奏予定作品は下記のとおりです。
・ロフティネス/下田和輝(初演)
フライング・ザ・フェニックス!/下田和輝(出版:ロケットミュージック
やってみよう/WANIMA(出版:ロケットミュージック)
花束を君に/宇多田ヒカル(出版:ロケットミュージック)
 
タイトルのロフティネス(Loftiness)は、英語で「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」などの意味があり、設立40周年を迎える北アルプス吹奏楽団を崇める意味でこのタイトルにさせていただきました。また、上市町を見守る美しい北アルプスを称える意味でもこのタイトルにしています。
作曲に取り掛かるにあたって、事前打ち合わせで「ポップステイストの作品で」とのご要望をいただいていたため、「高いさま」「崇高さ」「荘厳さ」を作品に込めつつポップステイストでの作品に仕上げていきました。
ジェイコブ・コリアー、ラス・フリーマン、ダーティ・ループスの各氏を初めとした私が敬愛するアーティストからの影響を受けつつも、ハーモニーやリズムによるギミックを施したファンクでスムースジャズな5分半ほどの吹奏楽作品です。
 
お近くの方は是非ご来場ください!
 

吹奏楽作品「Thawing」(ミッドウェスト・クリニック主催「2024年バーバラ・ビュールマン作曲賞」第一位受賞作品)の日本初演が決定いたしました!

Thawing (1st prize winner of the 2024 Barbara Buehlman Prize for Composition, held by the Midwest Clinic) will be premiered in Japan!
 
昨年、世界最大級の音楽教育の祭典「ミッドウェスト・クリニック」主催の「2024年バーバラ・ビュールマン作曲賞」にて私の吹奏楽作品「Thawing」が第一位を受賞、アメリカ・シカゴで行われた「第78回ミッドウェスト・クリニック」にて世界初演されましたが、本作品の日本初演が決定いたしました!
 
5月25日(日)北海道函館市芸術ホールにて行われる令和6年度函館音楽協会賞受賞記念演奏会の中で、令和6年度協会賞受賞者の三笠裕也氏による指揮で北海道教育大学函館校吹奏楽団によって演奏されます。
 
「Thawing」(雪解け、を意味します)は4分ほどの小品で、私の出身地であり愛してやまない北国(特に岩手・北海道)に素材を求めた作品であり、そんな作品を北海道の代表的な大学吹奏楽団に演奏していただけることをとても光栄に思っております!(ちなみに妻の母校でもあります)
 
私も日本初演に立ち会う予定です。
演奏会では本作以外の拙作・拙編も演奏していただけるようで、とても楽しみです!
お近くの方は是非ご来場ください!
 
 

樫野哲也氏の委嘱作品「Light in the Dark」(演奏時間11分)、初演の映像がYouTubeに公開されました!

大江戸シンフォニックウィンドオーケストラの指揮を務める樫野哲也氏から委嘱をいただき作曲した吹奏楽作品
「Light in the Dark」(演奏時間11分)
初演の映像がYouTubeに公開されました!
 
リンクはこちら
 
大江戸シンフォニックウィンドオーケストラの皆さん、指揮の樫野哲也さん、素敵な演奏をありがとうございました!
急速な部分の一切ない終始穏やかな11分ほどの作品です。
 
私が以前北海道利尻島に住んでいた時に目にした美しい光景や、その光景を目にしたときの私の内面を私なりの音楽表現で描いていて、個人的にとても気に入っている作品の一つです。
是非ご覧いただければ幸いです!
 
下記、初演に際し書かせていただいたプログラムノートです。
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私は2023年6月まで延べ3年弱ほど北海道利尻島に住んでいましたが、利尻島で出会った数々の情景は、どれも忘れることのできないほど非常に美しい情景でした。中でも印象深いのは、6月の寒々しいある日、空気の澄んだ日の夜中1時に見晴らしの良い高台に登って利尻島を一望した時です。
真っ暗闇の中で高台に登り、目に入ってきた景色は月光に照らされた利尻山が黒くシルエットになっていて、利尻山から目を逸らすと島の灯台が一定周期で光り、真上を見上げれば月光に照らされながらも負けじと発光する星々⋯。耳に入ってくる音は自然界から発する音のみで、波のざわめき、夜鳥の鳴き声、穏やかな風によってなびく原野の音⋯。高台に登る時に感じていた暗闇に飲み込まれるのではないかという怖さや不安が一瞬にして消え去ってしまうほど、私は目と耳に入ってくる非常に幻想的な光景に心を奪われました。
「Light in the Dark」 はこのような光景を率直に音楽で表現しつつ、その時に感じた私の内面を描いた作品となっております。その内面は⋯うまく文章で表現できる自信がないので、ここでは書きません。
この作品は、樫野哲也氏の委嘱作品として2023年の暮れに作曲されました。最後になりますが、今回この作品を初演してくださる大江戸シンフォニックウィンドオーケストラの皆様、指揮の樫野哲也氏に心から御礼申し上げます。
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