アメリカ滞在まで1ヶ月を切りました!

世界最大級の音楽教育の祭典「第78回ミッドウェスト・クリニック」に参加するため、12月17日から23日にかけてアメリカ・シカゴに行ってきます!
 
「ミッドウェスト・クリニック」主催の「2024年バーバラ・ビュールマン作曲賞中学校バンド向け作品部門」において、私の吹奏楽作品「Thawing」が第1位を受賞し、その初演が12月19日のコンサートで行われます。
演奏はテキサス州のKranz Junior High School Honors Band (指揮: Kelby Koch氏)によって演奏予定です。
 
「Thawing」(雪解け、を意味します)は中学生向けの4分ほどの小品で、私の出身地であり愛してやまない北国(特に岩手・北海道)に素材を求めた作品です。
大変名誉ある賞に選んでいただき本当に光栄に思います…!
作曲賞の詳細はこちら
 
念願のアメリカ、今からとても楽しみです!!
 

航空自衛隊中部航空音楽隊委嘱作品「Defend the Universe -宇宙(そら)を衛る-」が「中部航空音楽隊 第47回定期演奏会」にて初演されます!

航空自衛隊関連情報が続きますが、航空自衛隊中部航空音楽隊の委嘱作品として作曲させていただいている吹奏楽作品
 
「Defend the Universe -宇宙(そら)を衛る-」
 
が、12月15日(日)に狭山市市民会館 大ホールにて行われる「航空自衛隊創設70周年記念 中部航空音楽隊 第47回定期演奏会」にて初演されます!
 
演奏会の詳細は画像をご覧ください!
※事前に応募が必要です。

「昼下がりの湖畔で」(フレックス3(2)重奏)を、航空自衛隊航空中央音楽隊の皆様に演奏していただきました!

ウィンズスコアより出版されている「昼下がりの湖畔で」(フレックス3(2)重奏)を、航空自衛隊航空中央音楽隊の皆様に演奏していただきました!ありがとうございます!
 
演奏はYouTubeにアップされております。
 
様々な管楽器で演奏することが可能な作品です。今回の演奏では
Part 1 Euphonium
Part 2 Trombone
の楽器選択+Percussionの3重奏で演奏していただきました。
 
楽譜はこちら
 
是非ご覧ください!

熊本県立鹿本高等学校吹奏楽部の委嘱作品「響き渡る風に吹かれて」の初演映像をYouTubeに公開いたしました!

初演から今日でちょうど半年が経った熊本県立鹿本高等学校吹奏楽部の委嘱作品「響き渡る風に吹かれて」の初演映像をYouTubeに公開いたしました!
 
リンクはこちら
 
指揮・顧問の前村 知宏先生、吹奏楽部の皆さん、また賛助出演として演奏していただいたOBOGの皆さんや碧落アンサンブルの皆さんと他有志の方々、本当にありがとうございました!
 
終始爽やかな7分ほどの作品、是非ご覧いただければ幸いです!
下記、初演に際し書かせていただいたプログラムノートです。
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この作品は、熊本県立鹿本高等学校吹奏楽部の委嘱作品として、また第50回定期演奏会を記念する作品として2023年の秋に作曲されました。
 
作曲に取り掛かる際、吹奏楽部顧問の前村知宏先生と綿密に打ち合わせをし、前村先生の要望である祝祭的な雰囲気を持ちつつも一筋縄ではいかない和声進行や混合拍子のリズムを取り入れ、色彩・表情豊かな7分ほどの作品に仕上げました。
 
鹿本高等学校の綱領に「気象」「気風」「美風」という「気」「風」にまつわる文字が使われていることから、それを引用し「響き渡る風に吹かれて」というタイトルに決め、風に吹かれて邁進していく未来ある若者をイメージして作曲しています。
曲の途中、鹿本高等学校校歌の断片や、山鹿の民謡「よへほ節」の一部が見え隠れするので、是非そちらにも注目してお聴きください。
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フルート奏者、菅野 力さんの委嘱作品「エーデルホフ・スケッチ」(ソロ版)の楽譜が、フォスターミュージックより出版されました!

先日、フルート奏者 菅野 力さんのリサイタルにて初演された委嘱作品「エーデルホフ・スケッチ」(ソロ版)の楽譜が、本日フォスターミュージック株式会社より出版されました!
 
楽譜の購入はこちら
作品の詳細はこちら
参考演奏はこちら(吹奏楽版です)
 
2022年に開催した結婚披露宴にて初演させていただいた吹奏楽作品「エーデルホフ・スケッチ」を基に、菅野 力さんのリサイタルに合わせてフルートソロ&ピアノの編成に編曲した作品です。
 
リサイタル会場で先行発売された楽譜はお陰様で完売となり、とても嬉しく思います!
 
本作品のソロはフルートのみならずクラリネット、アルトサックス、トランペット、ヴァイオリン、ヴィオラでも演奏が可能です(それぞれの楽器用のパート譜が同梱されています)。
 
演奏会や結婚披露宴の余興などでも是非演奏していただけましたら嬉しいです!
 
以下、楽曲解説です。
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この作品は、2022年8月11日に行われた妻の麻耶との結婚披露宴の余興で初演する吹奏楽作品として、8月9日から10日にかけて作曲しました。その後、フルート奏者の菅野力さんのご要望により、2024年2月にフルートソロとピアノのためにアレンジしました。フルートソロ版は2024年8月31日、豊洲シビックセンターホールで行われた「菅野力フルートリサイタル2024 東京公演」で初演されました。
 
妻は子供の頃から音楽の好みがはっきりしていて、サブドミナントマイナーやメジャー(マイナー)7th9thコード、ドミナントコード♯9thなどが多用されている所謂オシャレな曲を好んでおり、それらをふんだんに使用し、妻に捧げる作品として作曲しました。
 
タイトルの「エーデルホフ」は、私達が挙式した結婚式場である「ホテルモントレエーデルホフ札幌」から引用していて、披露宴会場「ワグナー」の煌びやかでシックな雰囲気を音楽で表現しています。
また、披露宴を夕方~夜にかけて行ったのもあり、披露宴会場(12階)から見える札幌の景色の移ろいもイメージした5分ほどの作品になっています。
 
ソロはフルートのみならず、クラリネット・アルトサックス・トランペット・ヴァイオリン・ヴィオラでも演奏が可能となっています。
また、本作品の原曲である吹奏楽版も出版される予定ですので、そちらも併せて是非演奏していただけましたら幸いです。

委嘱作品「エーデルホフ・スケッチ」(フルート版)が初演されます!

8月31日(土)に豊洲シビックセンターホール(東京)にて行われる、フルート奏者 菅野 力さんのリサイタルにて、委嘱作品「エーデルホフ・スケッチ」が初演されます!
 
この作品は、2022年に開催した結婚披露宴にて初演させていただいた吹奏楽作品「エーデルホフ・スケッチ」を基に、菅野 力さんのリサイタルに合わせてフルートソロ&ピアノの編成に編曲した作品です。
 
フルート版の楽譜はフォスターミュージック株式会社から出版され、リサイタル会場でも購入可能になります!
 
私もリサイタルに伺う予定です。他の作品もとても楽しみです!
ご都合よろしければ是非お越しください!
チケットはこちらからも購入できるようです。

作品を提供させていただいている高輪台高等学校・中等部吹奏楽部が、3年連続の東日本学校吹奏楽大会への出場が決まりました!

2017年から毎年作品を作曲させていただいている東海大学付属高輪台高等学校・中等部吹奏楽部が、一昨年・昨年に引き続き東日本学校吹奏楽大会への出場が決まりました!3年連続出場、本当におめでとうございます!!
 
8作品目となる今年は「エキサイティング・クルーズ」という6分半ほどの作品を作曲させていただきました。
 
演奏してくださった中等部吹奏楽部の皆さん、指揮・顧問の新井 達也先生、ありがとうございます!
 
作曲した身としても本当にありがたい思いでいっぱいです…!東日本学校吹奏楽大会、心から応援しています!!

「雪まくり」(フレックス4(3)重奏)の楽譜がウィンズスコアより出版されました!

吹奏楽コンクールで賑わっている今日この頃ですが、株式会社ウィンズスコアの書き下ろし作品として今年1月に作曲したアンサンブル作品
 
「雪まくり」(フレックス4(3)重奏)
 
が、本日7月26日よりウィンズスコアから出版されました!
 
作品の詳細はこちら
参考音源はこちら
楽譜の購入はこちら
 
参考演奏はWISH Wind Orchestraの皆さんです。
田中 愛希さん(アルトサックス)、野原 朝宇 シーサーさん(テナーサックス)、西田 早希さん(バリトンサックス)、濵口 大弥さん(パーカッション)、音楽監督の甲斐 誠さん、ありがとうございました!
 
先日ウィンズスコアさんからこの作品の楽譜が届きましたが、パート譜の多さにビックリ!
Part1-3は多種多様な楽器から選択して演奏することが可能です。
 
演奏会やアンサンブルコンテストなどに是非。
どうぞ宜しくお願いいたします!
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【楽曲解説】
この作品は、株式会社ウィンズスコアの書き下ろし作品として2024年1月に作曲しました。
「雪まくり」とは、風により、地面に積もった雪がシート状にまくりあげられ、絨毯を巻いたような形状が作られる現象のことを指します。
2020年から2023までの間移り住んだ北海道の利尻島では、たびたび「雪まくり」の光景を目にすることがありました。本作品は、雪がコロコロと転がっていき、「雪まくり」が作り上げられていく光景をコミカルに描いています。
特に細かいストーリーは設けていませんので、演奏団体それぞれでイメージを膨らませて演奏してください。
 
【演奏にあたって】
●楽器を指定する際の注意点として、パートが下ると同時に音域も下がるように作曲していますので、パート間の音域関係が逆転するのはあまり好ましくありません。楽器を選択する際はお気をつけいただけますと幸いです。
●マリンバを指定する場合は、長い音符の時はトレモロをして音を持続するようにしてください。
 
【楽器編成詳細】
[Part 1]…Piccolo / Flute / Oboe※ / English Horn / E♭ Clarinet / B♭ Clarinet※ / Soprano Saxophone / Alto Saxophone / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn / Trombone / Euphonium / Tuba / Glockenspiel / Vibraphone※ / Marimba※
[Part 2]…Flute※ / Oboe / English Horn / E♭ Clarinet※ / B♭ Clarinet※ / Bass Clarinet※ / Soprano Saxophone / Alto Saxophone※ / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn / Trombone※ / Euphonium※ / Tuba / Vibraphone※ / Marimba※
[Part 3]…Flute / Bassoon※ / B♭ Clarinet※ / Bass Clarinet / Soprano Saxophone / Alto Saxophone / Tenor Saxophone / Baritone Saxophone / B♭ Trumpet / F Horn※ / Trombone※ / Euphonium※ / Tuba※ / String Bass / Vibraphone / Marimba※
Percussion(Opt.)…Triangle, Hi-Hat, Suspended Cymbal, Wind Chime
 
※のパートは、オクターブ違いで書かれたパート譜が複数用意されています。他のパートとの音域関係を考慮して、適切な音域のものを選択してください。

英国式ブラスバンド作品「Alone」の初演映像がYouTubeに公開されました!

英国式ブラスバンド団体、朱仄ブラスソサエティ(代表:松永 雄太さん)の委嘱作品として作曲した「Alone」(演奏時間21分)、初演の映像がYouTubeに公開されました!

リンクはこちら

朱仄ブラスソサエティの皆さん、指揮の木村 文香さん、素敵な演奏をありがとうございました!

難易度の高い21分ほどの作品となっております。
是非ご覧いただければ幸いです!

下記、初演に際し書かせていただいたプログラムノートです。
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この作品は、英国式ブラスバンド「朱仄ブラスソサエティ」の委嘱作品として作曲されました。
第1楽章は2023年8月に、第2楽章は2024年2月に完成され、総演奏時間は20分を優に超える作品です。
 
私は2023年6月まで延べ3年弱ほど北海道利尻島に住んでいましたが、利尻島で出会った数々の情景は、どれも忘れることのできないほど非常に美しい情景でした。
 
幾度となく訪れた「夕日ケ丘展望台」という海に面した岬のスポットがあり、そこで見た景色や沸き起こる感情を今回の作品では表現しています。利尻島は観光の島で、普段はものすごい観光客で島が賑わうのですが、私が利尻にいたのは丁度コロナパンデミックと期間が重なるので、利尻島には観光客が少なく、いつ展望台に行っても僕1人の時が殆どでした。
 
「Alone」…「一人で・孤独で」と訳されます。人間の声や車の音は一切せず、聴こえるのは波のざわめきや鳥の鳴き声などの自然の音のみ…そして夕暮れ後の暗闇に沈んでいく目の前の光景や、明け方に太陽の光によって次第に明るくなっていく光景は言葉では言い表せないほど美しい光景だったと同時に、なんとも言えない複雑な感情が自分の中を駆け巡りました。そんな事を思い出しながら作曲させていただいたのがこの作品です。
その複雑な感情は…うまく文章で表現できる自信がないので、ここでは書きません。しかし、タイトルの「Alone」には密接に関わっている感情だということだけは言い切ることができます。
 
第1楽章「薄明に消える」では夕暮れ後の暗闇に沈んでいく光景を、第2楽章「あけぼのは次第に熱く」では明け方に太陽の光によって次第に明るくなっていく光景を表現しています。
いずれの楽章も自然の織り成す音や鳥の鳴き声を描写した音型、4年ほど前から自らの作品に取り入れた音楽語法によって、鳥たちの飛行やその飛跡(飛ぶ鳥の後ろに尾を引く残像、と表現したら良いでしょうか)が随所に現れます。
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札幌大谷大学シンフォニックウインドアンサンブル定期演奏会にて「サッポロ・ランドスケープ」が演奏されます!

今週末、7月14日(日)に札幌大谷大学 大谷記念ホールで行われる札幌大谷大学 シンフォニックウインドアンサンブル 第9回定期演奏会にて、
 
吹奏楽作品「サッポロ・ランドスケープ」
が演奏されます!
 
指揮は、同大学教授の大隅 雅人氏。
 
「サッポロ・ランドスケープ」は、今から3年前に札幌の吹奏楽団「アンダンテ・ウインドアンサンブル」(代表:浦 航史氏)の委嘱作品として作曲した作品です。
 
北海道の利尻島に住んでいた頃、島ではできない用事を済ませるのに幾度となく訪れていた札幌。そんな札幌の1日を描いた7分ほどの作品で、個人的にとても思い入れのある作品です。(グレード3、16人から演奏可能、現在未出版です)
 
私は残念ながら伺えませんが、お近くの方は是非お越しください!入場無料です!
詳細はこちらと画像をご覧ください。