スプリング・シティ −3月のある日

Spring City

作曲者下田 和輝
作曲年2019年
演奏時間06:30
グレード3
編成小編成〜大編成
(金管バンド)
最小演奏人数11人
楽譜ティーダ出版(販売譜)
サンプルスコア全ページ
録音CD金管バンド コンクール自由曲ライブラリー Vol.11
金管バンドで謡う『麦畑渡る風の詩』
露木薫指揮/名古屋音楽大学金管バンド

参考音源(フル/デモ音源): https://www.youtube.com/watch?v=TBIoy2g-yac

参考音源(抜粋): https://www.youtube.com/watch?v=W5LErh3iAHs
演奏: 名古屋音楽大学金管バンド
指揮: 露木 薫

【楽曲解説】
この作品は、ティーダ出版の書き下ろし金管バンド作品として2019年夏に作曲されました。

今年3月の晴れた暖かい日に、私は北海道のとある街に来ていました。丸一日その街に滞在していて、自然と共存し時間によって景色や空気感などが様々に変化する街並みは、見ていて心を揺さぶるものがありました。この作品はその街の情景を表した楽曲です。

●1小節目〜 春の暖かい日とは言えど、ここは北海道。朝の凍てつく寒さや、人少ない街の情景を表現しています。
●30小節目〜 日が昇り、人々も活動を始め活気溢れる街を表現する一方、街の外れにある雄大な自然も表現しています。
●75小節目〜 日が沈み、夜の街。お酒を片手に穏やかな時を過ごす人々や、郊外の山から見える夜景の美しさを表現しています。
●112小節目〜 再び日中になりますが、この場面では街で働くビジネスマンやキャリアウーマンのあくせくした空気感を表現しています。
●142小節目〜 再び活気溢れる街を表現し、曲は大団円に締めくくられます。

最後に、この街に滞在するにあたり丸一日つきっきりで街を案内して下さった、私の友人である浦 航史さんにこの作品を捧げます。

E♭ Cornet/B♭ Cornet 3rd/Flugelhorn/E♭ Alto Horn 3rd/B♭ Baritone/Trombone 3rd/Percussion 3rdの楽器は省略可能なことから、この作品は最小11人から演奏が可能となっています。更に、それぞれのパートの3rdは下級生でも演奏できるように配慮がなされています。
所々にマメ譜を書いていますが、上記の楽器がいない場合にマメ譜を演奏するようにして下さい。

Percussion 1stは1段の中にいくつもの打楽器が書かれてありますが、打楽器の人数が少ない場合は【Drums】で統一して1人で演奏することも可能となっています(例えば【Bass Drum】はキック、【Crash Cymbals】はCrash Cymbalというように)。Drumsで演奏する場合は( )内の音符を省いて演奏しましょう。

【楽器編成詳細】
Cornet in E♭(Opt.)

1st Cornet in B♭
2nd Cornet in B♭
3rd Cornet in B♭(Opt.)

Flugelhorn in B♭(Opt.)

1st Alto Horn in E♭
2nd Alto Horn in E♭
3rd Alto Horn in E♭(Opt.)

Baritone in B♭(Opt.)

1st Trombone
2nd Trombone
3rd Trombone (Opt.)

Euphonium
Tuba

Timpani

【1st Percussion】
Wind Chimes
Snare Drum
Bass Drum
Crash Cymbals
Suspended Cymbal

【2nd Percussion】
Vibraphone
Suspended Cymbal
Triangle

【3rd Percussion】(Opt.)
Triangle
Glockenspiel
Chimes
Xylophone

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