また、陸上自衛隊中央音楽隊の皆さん(指揮:柴田 昌宜副隊長)による演奏の映像がYouTubeに公開されました!
演奏模様はこちら
演奏時間8分、グレードは3.5です。
出版にあたって編成を拡張しており、30人程度でも演奏が可能になりました(最少9人で演奏可能なことには変わりありません)。
「Wind Works」(9人)による演奏模様はこちら
どうぞ宜しくお願いいたします!
下記、楽曲解説です。
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この作品は、『「Wind Works」-9人の管打楽器奏者による極小編成吹奏楽団体-』のために2021年11月に作曲され、2022年5月に行われた「Wind Works Concert」にて初演されました。また、2024年3月に行われた「21世紀の吹奏楽 第25回“響宴”」にて、伊藤巧真指揮、幕張総合高等学校シンフォニックオーケストラ部の14名によって再演されました。
極小編成の個々の楽器による絡み合いの魅力を存分に引き出しつつも、少人数を感じさせないスケールの大きいテーマで作曲しています。
曲名にある「ボイジャー」とは、未知のものを発見するNASAの惑星探査機「ボイジャー」のことを指します。1977年に2機が打ち上げられ、惑星を探査し数々の発見をもたらしました。両機ともに現在も航行中で、太陽系の最外縁部を超えているとのこと。私はこのテーマに強く惹かれ、果てのない未知を突き進む「ボイジャー」を待ち受ける様々な現象や、ひたすらに宇宙を突き進むイメージを8分間に凝縮させています。
私が傾倒するハリウッド映画音楽のイディオムを用いて作曲していますが、ハリウッド映画音楽の定石である大編成ではなく日本における少子化等の影響により増加する極小編成で作曲している、というのが特徴です。
この作品を通して壮大な宇宙のイメージが伝われば幸いです。